朝、御来光を見にたくさんの人が出ていったようだ。 |
よほど寒かったのだろう。道はどこも5p位もある霜柱でいっぱいだ。足を入れると、パラパラと崩れ、そして朝陽にキラキラと輝いている。美しい。 |
天候も、昨日とはうってかわって上天気。青空が拡がり、立山連峰が一望できる。はじめに剱岳。それが唐松にむかうに従い、立山、そして薬師岳と順次姿を見せ、やがて黒部五郎岳から、ついには槍ヶ岳までが見えてきた。北へ行くに従って残雪が眼につく。 |
唐松山荘手前の牛首への急登に一汗流す。岩陵を越えて山荘前へ出る。ザックを置いて唐松岳頂上を往復する。白馬鑓から天狗の大下りが、真直に手前に伸びてきている。不帰岳が険しい。山荘では、従業員が、雪がこいの準備をしていた。もうすぐ冬なのだろう。 |
下山。八方尾根は、冬の道とはだいぶちがう。丸山を巻き、気が付くと「下の樺」だった。「上の樺」は、いつのまにか通り過ぎたらしい。五龍の陰から鹿島槍の双耳峰がくっきりと見えていた。 |
八方池で大休止。もうここはハイカーの世界だ。老若男女、ハイヒールにスカートまでいる。それらにまじって下る。 |
八方山荘でリフト工事をしていた。何もこんな所まで上げなくてもよいものを!ひどい自然破壊だ。石畳の道を下る。 |
リフト、ケーブルを乗りつぎ、細野へ。うららかな日差しの中、2人で貸切のケーブル内は暖かだった。白馬駅から列車に乗り、高田へ戻った。 |
たのしい山行だった。 |