2013年09月10日
白馬岳
蓮華温泉へと下る
単独
 
白馬岳での写真
 
白馬山荘 6:15 白馬大池 9:03-9:20
白馬岳 6:29 天狗の庭 10:17-10:25
三国境 6:58-7:05 蓮華温泉 11:45-12:49
小蓮華山 7:44-7:54 木地屋の里 13:21-13:46
船越の頭 8:26-8:32 自宅 15:00
 
 
 「快晴」だと思ったのですが、ご来光を見に行った人たちが、「雲でご来光はダメでした」といって、戻ってきました。でも雲海の上は「快晴」なのです。剱岳、立山から遠く槍ヶ岳や穂高連峰まで、その雲海の上に浮かんでいました。
 

 風が強く、ちょっと肌寒いくらいでした。少し歩くと暖かくなり、快調です。この時間になると頂上は「通過点」でしかありません。
 前方左に三国境から分かれた鉢ヶ岳、雪倉岳、そして奥に朝日岳がどっしりとした山容を見せています。右には白馬大池へ向かう稜線、その先の雲の上に、火打山と焼山が、少し離れて妙高山の頭が望まれます。振り返ると、白馬岳山頂の切れ落ちた東面の向こうに、杓子岳、白馬鑓が岳が連なり、奥に鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えます。八ヶ岳までは見えますが、富士山は無理のようでした。
 下るにしたがって、この景色が少しづつ変化していきます。何ともすばらしい景観ですね。
 その景観も9時を回ると、湧き上がる雲に覆われ始めます。「勝負は、夜明けから9時まで」ですね。

 
 三国境で鉢の鞍部から上がってくる人がいました。
 「雪倉からですか」
 「いえ、朝日小屋を3時過ぎに出てきました」
 「4時間かからんとは、すごいですね」
 「疲れました」
 白馬を往復して蓮華温泉へ下るのだといって、ザックをデポして登っていきました。

 
 小蓮華山の頂上で、昨日一緒だった中年女性に追いつき、大池まで話しながら下ることに。
 「軽井沢で高原野菜を作っています。6月〜8月は仕事で山に登れません。やっとまとまった休暇がとれました。久しぶりの登山です。」
 「体力も心配になり、朝日岳はまたの機会に登ります。」

 
 白馬大池には、昨日はなかったテントが二張りありました。子どもたちを連れてきた時は、ここでテントを張って泊まったものでした。久々にテント泊をしてみたいと思いましたが、テント、寝袋、食料、炊事用具などの装備を考えると、体力的にどうかな?という気もしてしまいますね。

 
 あとはひたすら樹林帯の中の登山道を下ります。時々、登ってくる人たちに出会うようになって来ました。
 下りでも天狗の庭は、一服の清涼剤的な場所ですね。

 
 蓮華温泉で汗を流し、木地屋の里でざる蕎麦を食し、暑い高田へ戻りました。

 
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