地鉄富山駅前の駐車場に車を停め、電車とバスを乗り継いで室堂まで上がりました。
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抜けるような青空にどっしりと構える立山の紅葉はまだ少し早い感じでしたが、たくさんの行楽客が来ていました。雷鳥平まで下り、新室堂乗越に向かいました。前方左に大日・奥大日岳を見ながら、そして振り返れば室堂平から立山連峰が広がっています。そんな雄大な景観を堪能しながらの登りです。
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新室堂乗越で、大日小屋から来た人たちと出会いました。こちらのルートは雷鳥沢を登るルートに比べると距離が長い分、傾斜が緩やかですし、何よりも人通りが少ないので、すれ違いの苦労がありません。その上、展望が良いのが何よりです。槍ヶ岳まで見えるではありませんか。
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別山乗越(剣御前小舎)まで来ると、さすがに登山者が増えます。そして剱岳が圧倒して迫ってきます。一休みして剣沢小屋へと向かいました。
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剣沢小屋は地図に表示されている位置よりもかなり下にありました。回り込んで小屋の前に出ると、何人かがすでに缶ビールを片手に語らっていました。八ツ峰と源次郎尾根が重なり、さらに前剣東尾根がダブって壮観です。陽が傾き始めると、陰影が尾根の存在を際立たせていきます。
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部屋は2段の蚕だな。その上段に入りました。6人パーティが同室になり、下段に5人の男性、上段に女性が一人入りました。この女性がザックの中からザイルを出したり、ヘルメットを外したりしています。聞くと「アシスタントガイド」とのこと。ひょんなことから花谷ガイドのことが話題になりました。山にはいろんな出会いがあるものです。
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この小屋には、シャワーがあります。女性と男性とが時間を区切って交互に利用するようになっています。汗を流せるだけでも気持ちがいいものですね。
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夕食には、揚げ立ての豚カツが出てきました。写真を撮れなくて残念。「スタミナをつけて明日もがんばれ」という親心でしょうか。付いてきたご飯は、小盛り。向かいの青年が「少し多めに」とお替りをしたら、今度は食べきれないほどのご飯が入っていました。最初の「小盛り」は「残さないように」という配慮のようです。
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夜、満天の星空でした。
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