13日、5時前から、タクシーを待つ長い列ができている。6時45分、やっと順番が来て、乗車。上高地のパスターミナルも河童橋も観光客でにぎわっている。梓川も水量が少なく、川原が広い。8時、身支度を整えて、歩きはじめる。 |
2.5Kmを約45分で一明神地入り口。ここ明神池は、穂高町の穂高神社の奥官になっている。もう、日射しが暑くなってくる。 |
梓川沿いの道は、時々開けて、明神岳が大きな姿を見ぜる。3.5Km約1時間で徳沢着。ここは広い草原になっていて、「氷壁の宿」で有名な徳沢園がある。ここの水場の川も、干上がっていた。 |
樹林を抜けていくと梓川を対岸に渡る新村橋に出る。板の隙間から下の流れが見えるつり橋である。前穂東壁などを撃じる人たちがよく利用する。 |
4Km1時間10分で横尾。右の槍沢と左の横尾谷の合流点である。1510mの河童橋から1620mの横尾まで、約10Km。多少の起伏はあるが、ほとんど平たんな道である。通常3時間のところを約3時間半。子連れ旅としてはまあまあか。11時半を回ったので木陰で昼食とする。 |
少し傾いた橋を渡って、横尾谷に入る。護岸で道が付け替えられている。日射しは益々熱い。正に、灼熱。それでも木陰に入った時に吹いてくる風は心地よい。 |
岩小屋は、扉風岩を撃じる時の貴重な基地だったが、すっかり土砂で埋まってしまった。その扉風岩を見上げると登撃者が見える。あそこにいれば暑さも感じないか。 |
樹林の聞からその扉風岩を見ながら、本谷の橋へと向かう。この橋、かつては丸木橋だったが、今は、鉄製に変わっている。この橋のたもとが格好の休憩所になっていて、たくさんの人が休んでいた。以前飲めた冷たい清水も今は何故か飲めない。 |
横尾本谷は、この橋の上流から右に折れ、北穂へ伸びている。左に分岐しているのが涸沢である。急登が始まる。ここが今日の最大の関門である。七曲りほどするとようやく傾斜も緩くなる。樹種が変わり、樹高が低くなる。前方に涸沢の残雪が見えはじめ、やがてヒュッテの赤い屋根が見えてくる。もう一息だが、日ごろの不摂生がたたって、もうパテパテ。 |
16時30分、ようやくテント場につく。 |