2011年10月09日
上高地〜涸沢
杉本敏宏、須藤秀子、保坂好枝、塚田正昭、塚田美智子
 
上高地〜涸沢の写真
 
自宅 5:45 徳沢 10:41-10:54
高田IC 5:55-6:00 横尾 11:45-12:18
上高地 8:45-8:51 本谷橋 13:20-13:33
明神入口 9:44-10:00 涸沢小屋 15:22
 
20111009 穂高岳 ルート図
 
 「今年の秋は、涸沢の紅葉を見に行こう」と計画していた。そんな話を遊歩会の仲間に話したら、「穂高にも登りたい」ということになった。年によっては降雪もあるので、無理をせず「残雪があったら涸沢から戻る」ことを前提に、計画を立てた。
 10月のこの時期は、「紅葉見物」で涸沢の二つの山小屋は満杯になるし、「夏並み」のテント村ができる。それで3連休を一日ずらして、9日から11日までの日程とした。

 
 やはり行楽地である。上高地には(夏ほどではないが)たくさんの観光客がいた。好天が続いているからだろうか。河童橋からは前穂から吊り尾根、奥穂、西穂高岳にいたる稜線がくっきりと浮かび上がっていた。8月には見れなかった景色だ。
 明神館の前の小梨が赤く色づいていた。明神岳を背景にと思うのだが、結構人通りが多く、こちらを向いている人が少なくなるのを狙ってシャッターを切った。
 徳沢のテント場は色とりどりのテントでいっぱいだった。それに行き交う人の多いこと。「ソフトクリームを食べよう」という。陽射しが強いのでうまい。
 横尾はこれまたいっぱいの人だった。「この人たちみんな行くんかねえ」「そうでしょ」
 陽だまりで昼食にする。

 
 新しくなった横尾の橋を渡るのは、初めてだ。子ども達が小学生の時に来て以来だから、20年近くも前のことになる。当時は斜めに傾いた今にも壊れそうな橋だった。
 屏風岩が大きくなってくる所に「岩小屋跡」という看板があった。砂礫で埋まってしまっていた。自然もいろいろ変化しているのだなあと思った。
 本谷橋の両岸とも人でいっぱいだった。わずかな空きを見つけて腰を下ろした。高い所の吊橋と低い所の木橋と2本かかっていた。

 
 今年の涸沢は「枯れ葉」で、美しい紅葉を見ることはできなかった。それでもカールに残った先日の雪が、良かった。
 「ヒュッテ」の方は予約できず「小屋」の方を予約していた。まあ、予約なんて関係ないと思うくらいの混みようだ。「夕食は5時半から」ということなので、テラスのテーブルに陣取って、暮れて行く北尾根や色とりどりのテントを眺めながら、生ビールで乾杯。
 陽がかげると急に冷え込んできた。明日も晴天になることを願う。

 
09日 10日 11日 2011年の記録