4時起床。 |
昨日からの風はやなず、外は霧雨だ。6時頃、風がおさまりだす。上空は、高層雲が泙ぎ、伊那谷は雲で埋まっている。3千m級の山のみが顔を出し、他はみな雲の中だ。特に洋上に浮かぶ氷山のごと。穂高がみごとだ。 |
意を決し、アイゼンを付け、出たのが7時。雪がくさっているので、すぐにワカンと変える。しかし、気温が高く雪の腐れはひどい。ボカスカ落ち込む穴との戦いだ。板屋岳を巻くあたりは、氷った雪の上に軟雪が30cm程あり苦労する。 |
高山裏からは夏道を通らず、一息に直上する。出たピークを少し下った所に天幕をはる。 |
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