1975年01月03日
表銀座〜槍ヶ岳(7日目)
 
桑原巌、田中進、古木博明、杉本敏宏
 
大天荘 8:30 合戦小屋 12:00-12:10
切通岩 8:50-9:00 第二ベンチ 13:00-13:10
つり岩 10:35-10:45 中房温泉 13:45
燕山荘 11:15-11:30 有明荘 14:40
 
 雲が多くあまり天気が良くない。昨日、急に冷え込んだのは、寒冷前線の通過によるものだ。
 4度目の大天井岳を登り、キレットへ下る。風が出はじめた。30日ほどではないが、強い風だ。
 燕山荘に着いて、荷物を探したが見当たらない。管理人が管理していた。「無断で置いていかないように」と、古木君、だいぶしぼられたらしい。他の冬季小屋ではこんなことはないのだが。
 合戦尾根に入ると、稜線のような風も吹かず、たいへんおだやかになる。合戦小屋で休憩。60歳くらいの人が8人ほどはしゃいでいた。大正生まれらしい。
 登りに苦労した合戦の道は、今やアスファルトの舗装道路だ。おまけにバイパスまでできている。国道工事事務所と土木課がたくさん来て、作ったのだろうか。
 中房温泉について、アイゼン、オーバーシューズ等をはずし、身軽になる。旅館へ行って、ビールを4本購入し、テントを張ることにしたのだが、露天風呂がないので、さらに下り、村営の小屋の付近に張ろうということで行ったところ、「風呂には入れてやるが、テントは張れない。」とのこと。思案していると、桑原氏が小屋に入ろうというので、素泊まりで宿ることに決めた。
 久しぶりに風呂に入り、湯上がりに飲んだビールのいっぱいのうまさ。ジーンと腹わたにしみわたる。
 暖かい布団の中で、ゆっくりと眠った。
 
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