1967年03月23日
戸隠全山縦走(4日目)
黒鼻山〜中西山
 
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テント場 7:10 ピーク(jun) 11:30
黒鼻山 7:45 テント場 12:00
東山 9:30-9:45    
 
雪時々晴
 テント場よりいったん下り、黒鼻山へ登る。いくつかのピークが集合した山だ。
 この頃は晴れていたので周囲がよく見えた。合の峰尾根が濁沢と本谷に挟まれて大きく横たわっている。西岳の稜線はいくつか登れそうだ。
 コルまでは約100m下る。そして再び登って東山へ向かう。左手が大きく切れ落ち、右手は比較的緩やかだが、裾花川まで落ち込んでいる。
 東山の岩峰が見える。かなりの大きさだ。東山は双耳峰で、東西に並んでいる。北側は深く落ち込んでいる。東側のピークより下降する。途中でしゅおねが切れて、谷の方へ降りている。ここからトラバースして狩猟に移る。雪庇が発達して、細い雪稜になっている。一旦登り切って、約100mまた下る。稜は左の端についている。曇っているので稜線を間違えそうになって困る。
 この後、登り切ったところが1740.8mのピークである。
 下降路はかなり細い雪稜になっている。天候が悪いので、支稜にテントを張る。
以上 杉本山日記より
 
 
19670323 戸隠全山縦走(4日目) ルート図
 黒鼻山はいくつかのピークの集合した山だ。晴れているので周囲がよく見える。合の峰尾根が濁沢と本谷にはさまれ、大きく横たわっている。西岳への岩陵はいくつか登れそうだが、西尾根はやはり厳しそうだ。
 一旦下ってから東山へ向かう。西側は大きく切れ落ち、東側も裾花川まで落ち込んでいる。
 東山の岩峰が大きくせり上がってきている。東山は東西二つのピークをもち、北側は深く切れ落ちている。そのため東側のピークより下降する。しかしこの尾根も次のピークへは続かず終わっているので、谷へ下りて主稜へ移つらなければならない。
 ガスが出てきて視界が悪くなった。次のピークへは100m程登るが、地図には載っていない。この下りは左端の細い稜を下る。
 次のピークが中西山になるはず(地図によれば)であるが、実際はもう一つ先であり、地図の誤りではないか。この下降路は急でフィックスが必要だ。天候が悪化したので支稜にテントを張る。
 
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