1967年03月28日
戸隠全山縦走(9日目)
一不動〜八方睨
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一不動 7:15 戸隠山 10:10-10:20
一休尾根 8:05-8:15 八方睨 11:20-11:55
三角点 9:10-9:25 テント場 13:45
 
 
曇のち晴、後、雪及び風
 昨日の低気圧の通過により、雪が締まったかと思ったら、逆に腐ってしまって歩きにくかった。本日は戸隠表山の縦走である。
 一不動から約150m登ると、一休尾根である。小さなピークは右側へトラバースしていく。
 三角点ピークでの眺望は素晴らしい。雪が腐っていて、樹木の所などは、ワカンを着けても太ももまで埋まる。雪庇が大きく発達し、防止柵が埋まってしまっている。複雑な尾根のためルートファインディングがむつかしい。
 尾上氏自ら戸隠山への登りはかなりのアルバイトだった。
 しばらくして八方睨へ出る。二・三日前にパーティがいたらしい。
 本院ダイレクトを観察した後、主稜線を下る。トレースがあるが、無いのと等しいくらい埋まる。5人のパーティらしい。
 コルより少し上の緩斜面にテントを張る。すぐに風が強まり、雪が降ってきた。
以上 杉本山日記より
 
 
19670328 戸隠全山縦走(9日目) ルート図
 昨日の風雨により雪がくさって歩きにくくなった。一不動から一休尾根へ登り、小さなピークは右へトラバースしていく。ほぼ夏道どおりだが、雪のため凹凸が少ない。
 雪庇防止柵がうまる程の残雪がある。複雑な尾根のためルートファインディングが難しい。雪庇には十分注意しなければならない。
 尾上清水から八方睨への登りはかなりきつい。八方睨からの眺望はすばらしい。
 本院ダイレクト尾根を観察して主稜線を下る。トレースがあるが、ないのと同じだ。ゆるい斜面を見つけテントを張る。雪が降り出した。
 
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