１９６７年０３月２４日

戸隠全山縦走（５日目）

中西山〜奥西山〜堂津岳下

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テント場 8:10 奥西山 12:30 鞍部 9:10 堂津岳の肩 15:20 出合い 11:05

雪のち晴 　出発が大変遅れた。昨夜からの風雪で、テントは凍り付いてしまった。 　積雪は約６０�p。ワカンを着けて膝まである。 　まず、昨日の岩陵の所をフィックスして降りる。 　ここから少し登って後は下り。左側が切れ落ち、右側に大きな雪庇をつけた、比較的細い稜線を下る。 　いくつかの小ピークがある。約２時間で吉池のセンターからの道と出会う。（出会い）ここは、奥西と中西の最低のコルでもある。 　ここから奥西へは幅の広い尾根である。所かまわず雪庇ができている。風によってできた風紋がきれいだ。 　奥西の三角点は南のはずれにあるが、最高部は北野はずれである。 　だらだらと下り、コルより堂津岳の登りにかかる。やはり右手に大きな雪庇。左手は切れ落ちている。約150ｍ登ってテントを張る。 以上 杉本山日記より

昨夜からの雪で積雪は６０cm以上、ワカンをつけてもひざまである。岩陵をフィックスしておりる。 ここから少し登った所が中西山である。ずっと左側が切れ落ち、右側に大きな雪庇をもっている。稜線は細い。 いくつかの小ピークを通るが下りなので苦にならない。尾根もだんだん広くなってくる。最低部が最近できた吉池センターからの道との出合いである。 奥西までは幅の広い尾根であるが、所かまわず雪庇が出ている。風の作用でできた雪紋がきれいだ。奥西につくころ空が晴れて、東山までのルートがはっきりわかる。 　堂津岳の登りにかかるとすぐ、幅広い尾根は終わり、例の左が切れ落ち右に雪庇をもった尾根に変わる。丁度真中あたりにテントを張る。

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