| 快晴 |
| テンバよりコルにおり、急斜面を登る。150mで岩陵の取付である。40mザイルで3ピッチのフィックスをして登る。夏道があるらしく、針金がはってある。抜けた所から約200mで乙妻山の頂上である。 |
| ここから高妻までは、入り組んだ雪庇が発達している。高妻山直下100mが厳しい。右側が切れ落ち、左側も急斜面である。フィックスして上がる。 |
| 頂上の雪庇がまた大きい。長い稜線を東南に下り、はずれからアンザイレンして急斜面を下る。150m程下ると緩やかになる。 |
| ここから五地蔵まで4つの小ピークを越える。右側に裾花川がせり上がり、左側は急斜面で切れ落ちている。 |
| 陽が当たっているため、雪がたいへん重い。 |
| 五地蔵から一不動までは、左側に大きな雪庇が発達している。木の下などに来ると、腰のあたりまで埋まる。 |
| 一不動の小屋内にテントを張る。デポしてあるものを調べる。 |
| 以上 杉本山日記より |
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