| 晴 |
| テンバより昨日の続きの尾根を登るが、しばらく行って凍っていて悪くなっているので、右側へ降りてトラバースする。 |
| 堂津岳の支稜を三つ越えると、そこは直下のコルである。妙高山が美しい。 |
| 頂上へは行かず、乙妻へ向かう。約100m登り、200m下る。さらに小さなピークを越すとニグロ沢とニゴリ沢の分水嶺に出る。 |
| ここからかなり長く急な稜線を登る。小さなピークを三つ越え、四つ目が1858mのピークである。30mほど下り、また100mほど登る。乙妻山の西壁がそびえている。その左には、妙高、火打、焼、金山、雨飾、さらに後立山の連峰が連なる。 |
| これを下って、また180m位登ると、合の峰からの尾根とのジャンクションになる。 |
| 左へ曲がった所の小さなピークにテントを張る。そこは、乙妻からの最初のコルのすぐ下である。 |
| 陽が当たっているので、シュラフなどを干す。 |
| 以上 杉本山日記より |
| |
| |